機械と材料の今と昔
機械と材料の今と昔

こんなにも使える材料FRP管の特性

建築物には様々な部材が使われています。

代表的なのは柱や梁などの主要構造材です。

これらは耐震性などの基本的な強度性能において非常に重要です。

ところで、建物は単に建っているだけでは用を成さないと言うことが出来ます。

と言うのは建物は中で人間が活動して初めて用を成すと言えるのです。

すなわち、建物には居住性などの強度とは別の性能が要求されるのであり、それが無いと人の活動が制限を受けます。

そして、そのためには構成材がいくつも必要なのです。

その中でもプラスチックのパイプ材は特に重要となる材料です。

それでは、プラスチックのパイプ材にはどの様な特性があるのでしょうか。

これは意外に私たちの気づかない点での性能がいくつもあります。

第一に軽量さがあります。

住宅の構成材において施工性は非常に大切な要素です。

と言うのも、施工の状況によってコストまでが変わって来るからです。

例えば、機械で運搬しなければならない物が人力で運ぶことが出来れば、機械を使う手間が必要無くなるため、コストダウンに繋がります。

また、腐食しない点も重要です。

鉄パイプなどの場合は確かに表面をメッキ処理などをして、腐食の対策を打っています。

しかし、それだけでは不十分です。

しかし、プラスチックのパイプは鉄パイプなどよりも非常に軽く、人力での運搬も比較的容易です。

また、プラスチックは金属の様には腐食しません。

さて、ここでFRP管について考えます

これはプラスチックをガラス繊維で補強してある素材で、通常のパイプよりも強度アップしています。

そのため、通常のパイプよりも広い範囲で使うことが可能なのです。