機械と材料の今と昔
機械と材料の今と昔

熱交換器が用いられる理由とは

日本には、四季があります。

これは世界の中の色々な国においても、ある特定の緯度の範囲の国だけに生じるものです。

地球の赤道付近に行けばほとんどが夏ですし、極地域付近に行けばほとんどが冬というような状況が続いています。

日本では、このような四季が存在することから私たちの生活は大きな影響を受けることになります。

常夏の国であれば、いつも夏の格好をしていればいいし、いつも冬の国であればいつでも冬の格好をしていればいいということになるわけですが、四季がある日本においてはそのような状況に応じて対応を変えなければならないということになります。

このことは、家庭の中での室温についても言えることです。

どこの国であればいつでも暑いので暑いような対策だけを行えばいいのですが、また寒いところであれば暖房だけがあればいいということになるのですが、四季のある日本では暖房と冷房との両方の対策を行わなければなりません。

そのようなことでエアコンが用いられることになります。

エアコンの機能というのは、室温を外気温にかかわらずほぼ一定にするというのがその主なものです。

そのためにヒートポンプというものが用いられます。

ヒートポンプとは、夏であれば室内の熱を取り込んで室外に放出し、冬であれば室外の熱を取り込んで室内に放出するというものです。

このような際に熱のやりとりを行うことが大切になってくる訳ですが、熱の交換を効率的に行わせるようにするものが熱交換器です